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もしかして聴覚過敏かも?その原因や治療法について

もしかして聴覚過敏かも?その原因や治療法について

日常生活の音で疲れやすい… そんな場合は、「聴覚過敏」。この記事では、聴覚過敏の特徴、苦手な音、その原因や治療法についてご紹介します。  

聴覚過敏とは?

 日常の環境音などが過度に大きく聞こえる症状で、普通の音でも本人にとっては音が響いてつらく感じたり、不快感を伴ったりするものです。例えば、掃除機やドライヤーなどの家電の音が耳に突き刺さるように感じたり、混雑した場所では相手の話し声が背景の音と同じ大きさで聞こえて会話に集中できないといったことも。聴覚過敏にかかると、音によって極端に疲労してしまい、体調不良やストレスが重なることで、症状が強くなる場合もでてきます。聴覚過敏は、あくまでも音の聞こえ方に難点があるものとされており、今もなお解明されていない点が残されています。ただ、分かっていることとして、以下のことが挙げられます。

  • 周囲の不快な音を聞き流すことができない。
  • 騒音に敏感で、それを避けることができない。
  • 何でもない音を不快と感じる点に、精神的な側面との関わりがみられる。

また、こういった聴覚過敏の症状は、耳鳴りを伴うこともあります。この場合、耳鳴りは難聴が原因となるものではなく、「自覚的耳鳴り」といって聴力には異常がない耳鳴りとなります。耳鳴りの症状を訴える人の約2割は難聴を伴わないものと言われており、聴覚過敏とともに耳鳴りを発症する人の割合はそれ以下ということになります。  

聴覚過敏の人が苦手な音とは?

聴覚過敏の人が苦手とする音の特徴に、尖っていて甲高い音が挙げれます。たとえば、人が笑い合う声、口笛、金属がぶつかる音、ヒールの音などが該当します。ほかに挙げられる音は以下の通りです。

  • パソコンのキーボードをたたく音
  • ールペンの音をカチカチとノックさせる音
  • 人が継続的にする咳の音
  • スーパーでのカートのきしむ音
  • エスカレーターの動く音
  • BGMの音楽の音や館内放送
  • トイレのエアータオルの音
  • 水洗トイレの流れる音
  • 食器が触れ合う音
  • 掃除機の音
  • 赤ちゃんのなき声や子どもの声
  • 大勢の人の会話や雑踏での声
  • 体育館のような広く多くの人が集まる中での声や音

列挙されただけでも多くの音が当てはまり、普通は何でもない音が聴覚過敏の人にとってはつらいものだということが分かります。中には、外に買い物にでるだけで疲れ果ててしまい、寝込んでしまう人もいるほど。他の人にとっては「何でもない音」なだけに、理解されずにまたそこでストレスをためてしまう人も少なくありません。  

原因は内耳や脳の問題の可能性も

音が必要以上に大きく響いたり煩わしく聞こえる聴覚過敏ですが、その原因は未だに解明されていない点もあります。現在までに分かっていることに、以下のことが挙げられます。

内耳障害(内耳性難聴)に伴う聴覚過敏

音を調整する役割をもつ「内耳」で障害が起きていることがあります。耳は大きすぎる音を緩衝する役割がありますが、鼓膜のダメージを防ぐような機能が働かなくなっていることが一因に。突発性難聴や急性低音障害型感音難聴、メニエール病など、内耳に障害が起こることで難聴を発症しますが、これに伴い、聴覚過敏が起きることもあります。

顔面神経麻痺

顔面神経は、顔面を動かしたり、唾液などを出したり、聴覚過敏を防ぐ役割を担っています。よって、顔面神経麻痺を患ってしまい、アブミ骨(鼓膜の奥にある音を伝える骨)筋反射が消失することで、聴覚過敏を防ぐ機能が阻害されてしまうことに。

脳が音に対し敏感になっている

偏頭痛、うつ病、自閉症、てんかんなどが原因で聴覚過敏を引き起こすこともあります。これは、脳の神経細胞が過剰に興奮したり、過敏になったりすることで、聞くべき音を選択することができなくなっているためです。

中には原因不明のものも

聴覚過敏症は、自閉スペクトラム症やADHDなどの発達障害がある人も抱えやすい問題です。特定の音に過剰反応したり、普通は気にならないような音が、耐えられないほど大きく感じられ、寝込んでしまうこともあるかもしれません。  

聴覚過敏に耳栓は有効?

聴覚過敏になってしまうと、外の通りの音やアパートの住人のたてる音などが気になって眠れなくなってしまう傾向があります。しかし、だからといって夜耳栓をして眠る習慣をつけてしまうと、耳から入る音を遮断することで、脳に音が伝わらなくなるため、余計に脳が感度をあげようとしてしまうことに。すると、余計に音が響いて聞こえるようになるという悪循環に陥ってしまい、耳栓が聴覚過敏症の慢性化につながる可能性がでてきます。だから、普通の大きさの音がしている程度の場合は、多少辛くても耳栓を使わずに音を聴いた方がよいという意見もあります。だた、外出時に耳栓をして予測不能な音から守る分には有効です。耳栓をつける状況下で周囲に危険がないかを確認したうえで装着す量にしましょう。  

聴覚過敏の治療法は?

 一般的に、聴覚過敏の治療法は未だしっかりと確立されてはいません。ただ、聴覚過敏の原因が内耳性の問題(突発性難聴や急性低音障害型感音難聴、メニエール病など)であることが分かっている場合は、その原因となるものへの治療を施すことで、聴覚過敏の症状もなくなります。一方、難聴の症状から回復したのに聴覚過敏だけが残ってしまう場合は、耳鳴りと同じような治療を施すケースがあります。そのひとつがTRT療法(Tnnitus Retraining Therapy)です。  また、それほど重度の症状でない場合は、補聴器で対応できることもあります。聴覚過敏は、内耳や聴覚中枢から入ってきた音を聞くために、脳が感度をあげて起こるもの。そのため、音を逆にしっかりと脳に送ることで、脳の興奮を抑えることができるのです。ただ、補聴器をつける場合は、大きな音を抑える必要があるため、出力制限機能や大きな音を増幅させない設定などを施す必要があります。  

聴覚過敏の予防法と対処法

聴覚過敏を予防するには、できるだけ生活習慣を見直し、ストレスをためないようにすることが大切です。また、ノイズキャンセリングイヤホンを使用することで、人の声が気にならなくなることも。仕事をする場合は、音が少ない環境で仕事をしたり、家では余計な音が響いて不快感を減らすためにも、家具にフェルトカバーをつけたり、ラグを敷くなどの対策を取ることで改善する場合もあります。 また、普段の生活に少しの工夫を加えることで、少しでも快適に過ごせる場合もあります。テレビを無理に聞こうとせず、消音にして字幕を見たり、買い物ではネット通販を利用するのも方法のひとつ。職場では、なるべく周囲の理解を得られるよう、我慢して抱え込まずに説明をするよう心がけましょう。  

まとめ

聴覚過敏の辛さはなかなか周囲の人たちには理解されづらいものです。原因や治療法はまだ確立されていませんが、日常生活の中でできる範囲で工夫をしたり、耳鼻咽喉科の医師の指示を仰ぐことで、悩みが軽減される可能性もあります。




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