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補聴器と集音器

更新日:2023.11.16

【現在人気】おしゃれにかっこよく補聴器をつけよう!

【現在人気】おしゃれにかっこよく補聴器をつけよう!

補聴器の進化は非常に早く、それは性能のみならずデザインにまでも及びます。
おしゃれに補聴器をつけたい方、もう恥ずかしい思いをしたくない方、そのような方々にぴったりのデザイン性抜群の補聴器を比較します。

補聴器はダサいというイメージ

みなさんは補聴器に対してどのようなイメージを持っているでしょうか。
古臭い、ダサい、目立つ、かっこ悪い…。
そのようなイメージを持っている人も少なくないのではないかと思います。

事実、2015年に行われた調査では、補聴器を使わない理由として、「補聴器を装用するのが恥ずかしい」と答えた人が44%いました。
このような結果になったのは、補聴器の形やデザインに不満を持っている人が多かったからでしょう。
以前の補聴器は「ダサいもの」であったのです。

補聴器のデザインは進化した

しかし、2010年代の後半以降、補聴器はデザイン性において目覚ましい進化を遂げました。
現在の補聴器は小型化が進み、つけていても目立たなくなりました。
形もスタイリッシュになり、もはやイヤホンと同じくらいデザイン性があります。
何種類も色違いを用意している補聴器もあります。

補聴器とは以前のような「ダサいもの」ではありません。
むしろ、非常に「スタイリッシュなもの」へと進化しています。

補聴器にまつわる用語

耳あな型

耳のあなに収まるタイプです。
目立たない小型のものから耳の外にはみ出る大型のものまであります。

耳かけ型

耳にかけるタイプです。
耳あな型よりも比較的大きいです。

ポケット型

本体をポケットに入れ、コードの先にあるイヤホンを耳に入れて使用します。

チャンネル数

音を何分割にして処理しているかを表す数値です。
一般的には数値が高いほどなめらかに聞こえます。

最大音響利得

どれだけ音を増幅させられるかを表す数値です。
数値が高いほどより高い難聴度の人にも対応できます。

製品紹介

Olive Smart Ear Plus (オリーブユニオン)

最初に紹介するのは、シリーズ累計販売数8万台突破のOlive Smart Ear Plus(オリーブスマートイヤープラス)です。
本製品は、日本において医療機器認定を取得した補聴器ではなく集音器ですが、スマホ専用アプリを使用して、いつでも簡単に好みの音に調整をすることができます。

・耳あな型
・購入:77,000円 月額プラン:5,390円/月 (両耳)
・チャンネル数:64ch
・最大音響利得:+50 dB

■シンプルでスマートなデザイン
本製品はサポート機器に見えない、ワイヤレスイヤホンのような使用しやすい形をしています。スマートなデザインであるため、イヤホンのような感覚で使用シーンを選ばず装着できるのが強みです。
充電ケースも非常に小型であるため、仕事やプライベートなど、持ち運びに便利です。

■聞きたい「声」を大きくクリアに簡単調整
スマホの専用アプリと連携して、いつでも簡単に音の調整ができるというのが本製品の最大の特徴です。
またチャンネル数が64chもあるため、解像度の高い「よりリアルな音質」を出力することができます。
特に、複数人での会話などで「内容を聞き取ることができない」ことが増えた方におすすめの製品です。
集音器製品について>>

R4シリーズ(パナソニック)

最初に紹介するのは、グッドデザイン金賞2017を受賞したパナソニックのR4シリーズです。
この製品はこれから紹介する補聴器の中でも、最もデザインにこだわった補聴器と言えるでしょう。

・耳かけ型
・22.5~44万円(片耳)
・チャンネル数:9~16 ch
・最大音響利得:+37~61 dB


■やさしいデザイン
本製品は非常になめらかでやさしい形をしています。
おしゃれなデザインであるため、アクセサリーのような感覚で装着できるのが強みです。
色のバリエーションも豊富であり、髪や肌に馴染むシンプルな色から、ワンポイントアクセントになる派手な色まですべて揃っています。

■日常生活で良い聞こえ
日常生活を快適に過ごせることが本製品の特徴です。
パナソニック独自の「聞き取りサポート機能」が搭載されており、言葉をはっきりと聞き分けることができます。
食器のガチャガチャする音やドアの閉まる音も抑制してくれます。
防水機能や充電機能が充実しているのも嬉しいポイントです。

アクセサリーのようにおしゃれに補聴器をつけ、良く聞こえる日常生活を送りたい人は、R4シリーズが良いでしょう。

Styletto X(シグニア)

次に紹介するのは、グッドデザイン賞2020を受賞したシグニアのStyletto Xです。
この製品はデザイン性も性能も優れた補聴器となっています。

・耳かけ型
・29.4~55.4万円(片耳)
・チャンネル数:6 ch
・最大音響利得:63 dB


■スタイリッシュなデザイン
本製品は非常にスリムで美しい形をしています。
その薄さには誰もが驚くでしょう。また、光沢のあるエレガントなカラーが施されており、従来の補聴器のイメージを一切感じさせません。
充電ケースが非常にコンパクトであることも魅力です。

■最高品質の聞こえ
シグニア自慢の「Xセンサー」が搭載されている本製品は、周りの環境と使い手の動きに合わせて音の調整をすることができます。
これが100ものシーンに自動対応するため、いつでもどこでも最適な音を届けてくれます。職場や街中でも安心し使える製品です。

スタイリッシュなデザインと最高品質の聞こえ、どちらも手に入れたいのであれば、Styletto Xが良いでしょう。

リサウンド・ワン マリー(リサウンド)

次に紹介するのは、同じくグッドデザイン賞2020を受賞したリサウンド・ワン マリーです。
この製品はデザインにも性能にも力を入れている補聴器です。

・耳かけ型
・25~56.3万円(片耳)
・チャンネル数:12~17
・最大音響利得:47


■多彩で上品な色
本製品はとにかく色のバリエーションが多いです。
9つの色の中から好きな色を選ぶことができます。
また、どれを選んでも上品な色が施されているため、外でつけるのが恥ずかしくありません。
耳にかけるイヤホンのような形となっているのも嬉しいポイントでしょう。

■多様な機能
世界で初めてマイクを3つ配置したことにより、一人ひとりに合った自然な聞こえを再現してくれます。
また、ボタンを押すことで背景の雑音を抑制し、騒がしい場所でも会話に集中できます。
さらに、どこにいてもビデオ通話による遠隔サポートを受けることができます。

多彩な色と多様な機能を持ちあわせた補聴器を求めるのであれば、Styletto Xが良いでしょう。

G4シリーズ(パナソニック)

最後に紹介するのは、グッドデザイン賞を受賞したG3シリーズの進化版であるG4シリーズです。
耳あな型であるのにデザイン性に富んでいる珍しい補聴器となっています。
先ほど紹介したR4シリーズと対の製品であるため、値段や性能はまったく同じとなっています。

本製品は耳あな型の中では珍しい白色です。
多くの耳あな型補聴器は目立たない肌色となっていますが、見られてしまったらたら少なからずダサいと思われてしまいます。
一方、本製品は目立つ白色となっているものの、おしゃれな色と形であるため、ダサいとは思われません。

まとめ

補聴器はダサいというイメージがあったかもしれませんが、それはもう過去のことです。
現在はデザイン性に富んだ補聴器が次々と開発されています。
今後、補聴器は恥ずかしいものではなく、おしゃれなものへと変わっていくことでしょう。

しかし、デザイン性のある補聴器は価格が高いのも事実です。
これは、デザインが改良されている補聴器のほとんどが、もともと値段が高い補聴器だからです。
安い補聴器のデザインはまだまだ優れているとは言えないでしょう。

価格や性能も考慮した上で、デザイン性のあるおしゃれな補聴器を購入することをすすめます。

ミミマガジン編集長

大竹 舞

Mai Otake

新潟県出身。保険診療・自由診療の医療機関で接遇・販売を経験したのち、マーケティング部門でオウンドメディアの運用を担当。その際に突発性難聴を発症(現在は完治)。オリーブユニオンに入社後はマーケティング部に所属。自身の難聴経験を活かし、幅広い世代が抱える耳鳴りや難聴の悩みに対して、“わかりやすく、かつ身近な問題として感じてもらえる”をテーマに、ミミマガジンの運用・コラムの執筆にあたる。

大竹 舞

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