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補聴器と集音器

更新日:2024.01.11

集音器の特徴は?メリットやデメリットについても解説

集音器の特徴は?メリットやデメリットについても解説

たびたび補聴器と混同される傾向にある集音器ですが、集音器は比較的安価で、生活の中で「聞こえ」のサポートをするために一般向けにつくられたものです。ここでは、補聴器との違いから、集音器のメリット・デメリットにいたるまで見ていきましょう。

集音器の特徴

集音器は、内部に搭載されたマイクで周りの音を集め耳に届けるものです。
周囲の音を大きくすることで、日常生活を送るうえで聴力が低下した人の聞こえにくさを緩和させてくれます。

集音器は比較的安価に購入することができ、「テレビの音量を上げても聞こえづらい」といった何気ない日常の場面で人気です。

関連記事:集音器とは?補聴器との違い・種類・選び方・メリットを徹底解説!

補聴器との違いから集音器を知ろう

集音器と補聴器の違いについて知っている人はわずか2割程度といわれています。
2つの分かりやすい違いで言うと、補聴器は「管理医療機器」に分類された医療機器であり、厚生労働省が定めた安全性をクリアしなければならない等の義務づけがあります。
一方で集音器はそのような取り決めはなく、個人のニーズに合わせて難聴者以外でも気軽に使うことができます。

関連記事:集音器と補聴器の違いとは?どちらがいい?

集音器はどこで買える?

集音器は一般向けに売られている既製品であるため、聞こえづらくて不便さを感じた時、気軽にオンラインや家電量販店、メガネ屋さんなどで購入することができます。購入する際に基準となるポイントは、耳あなタイプ、耳かけタイプ、骨伝導タイプ、置きタイプなど様々な種類やデザインがあるということです。そのため、自分の求めるものがどんなものかを予めリサーチしておくと、理想の集音器をスムーズに手に入れることができるでしょう。

ただ、会話の際に相手の言ったことを頻繁に聞き返したり、電子レンジの音が聞こえない、車の近づいてくる音が聞こえないといった症状が現れた場合はは集音器を買う前に一度耳鼻咽喉科医に相談することをおすすめします。

集音器を使うメリットとは?

集音器は購入時に専門家によるカウンセリングをする必要がなく、インターネットや家電量販店などで手頃に買えるというメリットがあります。つまり、補聴器のように耳鼻咽喉科医の診断を受けてから専門店へ行くといった、購入のための手続きは不要です。

また、あらゆる年齢層が日常生活での聞こえづらさを解消するために気軽に手に取ることができる、便利なアイテムでもあります。例えば、テレビや会話が聞こえづらいと思ったら耳に装着し、それが終わったら取り外す、など、ニーズに応じて柔軟に使うことができます。普段はテレビの音が聞こえづらいからと大音量にしていたところを、集音器がその問題を解決し、家族に迷惑をかけずに好きなだけテレビを楽しむことができます。

さらに、安価な価格設定も魅力的で、一般的に数万円で購入することができるため、補聴器のような高価な買い物をするという気負いも必要ありません。難聴の心配がないのであれば、安価で手軽に購入ができる、心強い聞こえのアイテムなのです。

集音器を使うデメリットとは?

集音器は、小さくて聞こえにくい音を大きくするのですが、大きな音もさらに大きくしてしまうという特徴があります。一般的に、個人の聞こえ方による調整が補聴器のようにはできないため、大きすぎる音をうっかり聞いてしまい、耳にダメージを与える可能性を考慮しなければなりません。

また、安価なものを選ぶほど、音量を上げると同時に周囲の雑音も大きくなってしまったり、煩わしいハウリングが聞こえることもあります。ゆえに、難聴の人を対象としてつくられたものではありません。

また、集音器と補聴器の違いについてはっきり分かっていないと、集音器を使っても効果がなかったと思い、補聴器をつけてみるという選択肢をあきらめてしまう方もいるようです。集音器と補聴器の違いをしっかり理解したうえで、選ぶことが重要です。

まとめ

集音器は色んな場面で聞こえをサポートしてくれるアイテムです。価格も手頃でおしゃれなデザインのものもあります。メリットデメリットを把握して、自分に合った集音器を選びましょう。

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Olive Smart Ear Plus(オリーブスマートイヤープラス)は、ワイヤレスイヤホンのようなおしゃれなデザインの集音器です。

スマートなデザインながら機能も充実しており、補聴器と同等の集音力を持ちながら、会話を立体的に捉える『3D集音』、雑音を除去する『雑音抑制機能』、不快な音を抑えた『ハウリング抑制機能』など様々な機能が搭載されています。

さらに、スマートフォンの専用アプリと連携させることで、ワンタッチで集音モード切り替えが可能で、自分自身の好みに合わせた調整を行うことが可能です。
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オリーブ製品開発の思い

オリーブでは製品開発の中心に「聞こえのスペシャリスト」である言語聴覚士がいます。

オリーブの製品開発の中心を担っている韓国オフィスでは、オリーブセンターという施設を開放しています。
オリーブセンターには言語聴覚士が常駐しており、誰でも製品の使い方や、聞こえに関する悩みを気軽に相談することができます。
また、製品を利用している方々のリアルな意見を聞くことができる場所でもあり、実際の利用者の方々から集まった意見を元に、日々製品のアップデートを行っています。
言語聴覚士について>>

◼︎言語聴覚士 ゴン・ハンオル
・HALLYM UNIVERSITY 聴覚学科卒業
・新生児聴力選別検査修了(韓国聴覚学会)
・韓国聴覚士協会聴覚士資格取得
・耳鳴りプログラム開発参加
・キムスヒアリング補聴器センター センター長

言語聴覚士 ゴン・ハンオル | 聴覚士証明書

ミミマガジン編集長

大竹 舞

Mai Otake

新潟県出身。保険診療・自由診療の医療機関で接遇・販売を経験したのち、マーケティング部門でオウンドメディアの運用を担当。その際に突発性難聴を発症(現在は完治)。オリーブユニオンに入社後はマーケティング部に所属。自身の難聴経験を活かし、幅広い世代が抱える耳鳴りや難聴の悩みに対して、“わかりやすく、かつ身近な問題として感じてもらえる”をテーマに、ミミマガジンの運用・コラムの執筆にあたる。

大竹 舞

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