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補聴器と集音器

更新日:2024.02.09

小型補聴器のおすすめ10選|価格や特徴、メリットなどを解説

小型補聴器のおすすめ10選|価格や特徴、メリットなどを解説

補聴器に対するイメージとして、「お年寄りがつけるもの」や「おしゃれじゃない」と感じている方もいるでしょう。
小型補聴器は、つけていることすら気づかれないような、とても小さなサイズが特徴です。
今回は、小型補聴器の特徴やメリット・デメリット、おすすめの製品をご紹介します。

小型補聴器とは?

補聴器は、その形状から「耳穴型」「耳掛け型」「ポケット型」の3つに分類されることがあります。
小型補聴器は、耳穴型の1つに数えられ、その名のとおりとても小さいことが特徴です。

耳穴型の補聴器は、耳の穴にすっぽりと入れて装着します。
目立たずに着用しやすく、メガネやマスクといった耳にかけるアイテムの邪魔にもなりません。

さらに小型補聴器なら、耳の穴を注視しない限り気づかれにくく、補聴器の見た目を気にする方を中心に選ばれやすくなっています。

関連記事:補聴器とは?【基礎をやさしく解説】選び方や価格相場などをご紹介

小型補聴器を実際に装着した場合

小型補聴器は、耳の穴の中に入れて装着するため、顔の横から耳の穴を見たとしても気づかれないことが多いです。
補聴器を取り出す時のための透明なテグスが耳の穴の入り口付近に存在しますが、透明なのでやはり目立ちません。

小型補聴器のメリット・おすすめする理由

様々なタイプの補聴器がある中で、小型補聴器を選ぶメリットは何なのでしょうか。具体的に見てみましょう。

周囲に気づかれにくい

聞こえに不便さを感じていても、補聴器をつけることに抵抗があり、結局そのままにしている方もいるでしょう。
特に、初めて補聴器の必要性を感じた場合、これまで使ったことのないものを身に付けることとなり、「嫌だな」「知られたくないな」と思うことは自然な感情です。

小型補聴器なら、たとえ短髪で耳がよく見える髪型をしていても、よほど近くで見ない限り気づかれることは少ないです。
これまでと何ら変わりなく、周囲に知られずに補聴器を使えることが、補聴器を使うきっかけになることもあるでしょう。

メガネやマスクの邪魔にならない

小型補聴器は、耳の外にパーツが飛び出ることがありません。
メガネやマスクを着用する方の場合、耳に引っ掛けて使用するタイプを選ぶと、邪魔になってしまう恐れがありますが、小型補聴器ならそのような心配がないのもメリットです。

補聴器に抵抗がある人の中には、従来のモデルが「ダサい」というイメージが強いという方もいるでしょう。
しかし、最近の補聴器は、おしゃれでかっこいいデザインや、可愛いデザインも豊富です。
興味のある方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
関連記事:【現在人気】おしゃれにかっこよく補聴器をつけよう!

小型補聴器のデメリット

小型補聴器の特徴から、人によってはデメリットに感じる部分もあります。
まず1つめは、人によっては扱いにくさを感じるという点です。
小型補聴器は、とても小さいため、耳から取り出したり操作したりする際には慎重に扱う必要があります。
手先の細かな作業が苦手な方や、高齢になって繊細な作業が難しくなった方などには、使いにくさを感じる可能性があるでしょう。

また、使用する電池が小さいため、聴力の状態によっては電池交換の頻度が高くなる可能性もあります。

おすすめの小型補聴器10選

ここからは、おすすめの小型補聴器を10つ選んでご紹介していきます。
小型補聴器以外の補聴器ランキングが気になる方はこちらもご参照ください。
関連記事:【2023年10月】補聴器おすすめランキング10選!選び方も解説!

シグニア Silk Charge&Go IX

出典:https://www.signia.net/ja-jp/hearing-aids/integrated-xperience/silk-charge-go-ix/

超小型補聴器としてよく知られている、シグニアの充電式耳穴型補聴器です。
充電式なので、電池交換を頻繁に行う必要はありません。
専用の充電ケースは蓄電機能がついていて、旅行や出張時にはケースだけ持ち運んで充電できるというメリットも。
耳栓の種類が豊富で、さまざまな形状の耳穴にフィットしやすくなっています。

リサウンド リサウンドキー3 KE3CIC-W CICタイプ

出典:https://resoundjp.com/series/ke3/

軽度から重度の方まで幅広く対応する補聴器が揃う、リサウンドの補聴器です。
音に妥協しないメーカーとしても知られており、音が自然な状態で耳に届きやすいのも魅力です。
補聴器の調整が自分でも行えるように、スマートフォン専用のアプリから操作できる点もポイントです。

フォナック バート M-312

出典:https://www.phonakpro.com/jp/ja/%E8%A3%BD%E5%93%81/%E8%A3%9C%E8%81%B4%E5%99%A8/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%20%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB/overview-virto-marvel.html

スマートフォンやその他のBluetooth®️対応機器と直接接続できます。
そのため、補聴器を介してそのままハンズフリー通話ができたり、テレビや電子書籍の音声などを聴いたりすることが可能です。
一人ひとりの耳の形状を精密分析して、ぴったりフィットする補聴器に仕上がる点もポイントです。

フォナック ヴィータス+

出典:https://www.phonak.com/jp/ja/%E8%A3%9C%E8%81%B4%E5%99%A8/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%B9.html

補聴器特有のハウリングをできるだけ削減し、良質な音と充実した機能が揃っていながらもお財布に優しい価格帯なのが特徴です。
防水・防塵機能を兼ね備えています。コスパの良さを重視する方によく選ばれているシリーズです。

リサウンド リサウンド・リンクスクアトロ4

出典:https://resoundjp.com/series/re4/

優れた音質に絶対的な自信があるという、リサウンドの補聴器の中でも、特にリサウンド・リンクスクアトロは音の鮮明さがくっきりと分かり、賑やかな場所・静かな場所ともに会話に集中することが可能です。

スターキー Evolv AI シリーズ IIC

出典:https://www.starkeyjp.com/hearing-aids/invisible-hearing-aids

オーダーメイド補聴器の世界シェアNo.1と言われる、スターキーの補聴器です。
スターキーの製品の中で最も小さなタイプで、最先端の聴覚技術を導入し、従来のものよりも騒音エネルギーを40%削減、より聴き取りやすい製品となりました。

シグニア Silk X

出典:https://www.signia.net/ja-jp/hearing-aids/signia-xperience/silk-x/

既製の耳穴型補聴器で、オーダーメイドのように時間をかけることなく気軽に購入できる点がポイントです。
耳栓は、ソフトシリコン製で柔らかく、耳の中に入れるだけで安定してフィットします。

スマート​​フォンにシグニアのアプリをダウンロードすることで、スマートフォンから音量の変更をしたり、電池の残量確認をしたりすることが可能です。

フォナック バートP-チタンIIC

出典:https://www.phonak.com/jp/ja/%E8%A3%9C%E8%81%B4%E5%99%A8/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B9.html

オーダーメイドの耳穴型補聴器です。
耳に触れる部分の大半は、チタンで作られている点が特徴で、軽く耐久性があり、アレルギーがある方にも使いやすい素材となっています。
金属素材であるため、夏は熱がこもりにくく快適。
装着時にはほとんど見えないほど小さいですが、かっこいい見た目も魅力の1つです。

オーティコン オウン IICスタイル

出典:https://www.oticon.co.jp/hearing-aid-users/hearing-aids/products/all?filters=productBrandAndFamily:Oticon_Own

オーティコンのオウンシリーズの中で、一番小さい耳穴型補聴器です。
ワイヤレス通信など、オーティコンシリーズに搭載されている一部の機能はありませんが、重度な難聴の方にも対応できる点は魅力です。

スターキー Completely-In-Canal (CIC)

出典:https://www.starkeyjp.com/hearing-aids/completely-in-canal-hearing-aids

スターキーの最小の補聴器よりもわずかに大きくなりますが、こちらも目立たずに装着できます。
軽度〜中等度くらいの聴力レベルの方に多く選ばれており、オーダーメイドで作られます。

耳穴型補聴器の耳型採取は専門家に依頼を

耳穴型の補聴器は、一部既製品のものも販売されていますが、多くは使う人の耳の型をとって作成するオーダーメイド製品となります。
耳の穴の型をとる行為は、補聴器販売店にも部分的に認められていますが、耳を傷つけないように正しい知識を持った人が行うべきだと言えるでしょう。

耳型の採取を安心して行い、ぴったりフィットする補聴器を作成するためにも、言語聴覚士や認定補聴器技能者のいるお店で依頼されることをおすすめします。

オリーブユニオンの集音器もおすすめ

「補聴器の使用を人に知られたくない」と感じて小型補聴器を探している人にとって、補聴器のサイズやデザインは重要な判断基準になるでしょう。

「聞こえにくさが少しだけ気になるな」という方でも、まずは専門医の受診をおすすめします。
しかし、一般的な補聴器の使用の必要性までは感じていなかったり、抵抗があったりする方には、オリーブユニオンの集音器もおすすめです。

オリーブユニオンの集音器は、音楽を聴くためのイヤホンのような形状をしています。
聞こえの改善のために使っているとは思われないようなおしゃれなデザインで、長時間つけやすいのも魅力です。

小型補聴器についてのまとめ

小型補聴器は、そのサイズの小ささから補聴器の使用に抵抗がある人にも使いやすい点が大きな魅力です。
周囲に知られることなく補聴器を試してみたい方は、小型補聴器の中から選んでみてはいかがでしょうか。
補聴器は、同じメーカーであっても様々なシリーズを展開し、バリエーション豊かな形状が用意されていることが多いです。
メリットやデメリットをよく把握して、自分に合う補聴器を見つけてみませんか。

ミミマガジン編集長

大竹 舞

Mai Otake

新潟県出身。保険診療・自由診療の医療機関で接遇・販売を経験したのち、マーケティング部門でオウンドメディアの運用を担当。その際に突発性難聴を発症(現在は完治)。オリーブユニオンに入社後はマーケティング部に所属。自身の難聴経験を活かし、幅広い世代が抱える耳鳴りや難聴の悩みに対して、“わかりやすく、かつ身近な問題として感じてもらえる”をテーマに、ミミマガジンの運用・コラムの執筆にあたる。

大竹 舞

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