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補聴器と集音器

更新日:2024.03.05

補聴器の調整は難しい?自分でできる方法も解説

補聴器の調整は難しい?自分でできる方法も解説

補聴器の使い始めは、違和感を強く感じ困ってしまう方が多いようです。
できるだけ早期に不快感をなくすために、自身での調整が可能なのか気になる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、補聴器の調整について、またどこまで自分で調整できるのか、その方法も含めてご紹介します。

補聴器は慣れるまでに時間がかかる

補聴器は、使用し始めてすぐに快適に聞こえるようになるとは限りません。
補聴器に慣れるまでは、ひどくうるさく感じたり、違和感が強かったりして、不快感を感じる方が多いです。

実際のところ、補聴器に慣れるまで数ヵ月かかることも珍しくなく、特に最初の1〜2週間の間は辛抱しなければならないことも。
しかし、ここで諦めてしまうと、補聴器の本来の良さを理解しないまま投げ出してしまうこととなります。

聞こえにくさを感じている方は、既に音が聞こえにくい状態に脳が慣れてしまっており、補聴器で普通の音量の音を聞くと不快に感じてしまうことが多々あります。
そのため、徐々に補聴器に慣れていくトレーニングを行い、脳を聞こえる状態に慣らしていく必要があるのです。

さらに、自分にとっての適切な状態にするために、自分の聞こえのレベルや特徴に合わせた調整が不可欠です。
こうした作業は、一度で完了するわけではなく、時間をかけて行う必要があります。

補聴器の調整が難しい理由とは?

補聴器を快適に使えるようになるまでには、何度か調整を行うのが一般的です。
なぜ、一度きりの調整で快適に使うのが難しいのか、その理由について見てみましょう。

補聴器の多種多様化

補聴器のメーカーはとても多く、それぞれのメーカーが多様な製品を開発・販売しています。
そのため、現在は数え切れないほどの機種があります。
補聴器を販売するお店では、扱うメーカーや機種が限定されていることがほとんどで、自分の愛用している補聴器が、近隣の店舗では扱われていないというケースも珍しくありません。

補聴器は、メーカーや機種によって特徴が異なります。
当然、仕組みも違っており、補聴器を扱うお店が取り扱うメーカー以外の補聴器については、調整したくても出来ない・分からないため難しいと判断される可能性があります。

フィッティングにある程度の時間がかかることがある

基本的に、補聴器は少し試しただけで完璧に合わせることが難しく、数回にわたり調整を行っていく必要があります。
実際に補聴器をつけて生活をし、人それぞれの聴力や補聴器を使う環境・場所での使用感を見て、調整しなければなりません。

補聴器の調整にあたるスタッフの技量も大切なポイントとなり、スキルの高い技術者に任せる方がより満足度も高くなるでしょう。

補聴器の調整は自分でできる?

補聴器の機種によっては、簡単な調整が自分で出来るものもあります。
それらは、スマートフォンと連携して行うのが一般的で、スマートフォンの操作や設定に関する知識が求められるでしょう。

しかし、自分で調整できる範囲は限られており、補聴器を扱うお店での調整が主となります。
特に、補聴器を使い始めたばかりの頃は、お店に足を運ぶ機会も多いと思っていた方が良いでしょう。

補聴器の調整がうまくいかないときは?

補聴器を使うなかで調整がうまくいかない時は、購入したお店で再調整を行います。
購入したお店が遠くて何度も行くことが難しい場合は、その補聴器のメーカーや機種を扱うお店を近場で探して依頼することも可能です。

はじめての聞こえサポートに「オリーブの集音器」

オリーブユニオンでは、手に取りやすいスタイリッシュなデザインの集音器を扱っています。
最大の特徴は「聞こえのセルフ調整ができる」という点で、音を聞きたいシーンに合わせて、好きな時に、納得がいくまで、自分で調整を行うことが可能です。

調整方法はご自身のスマートフォンを使って行う方法と、専用の調整リモコンを使って行う方法の2種類(併用可)から選ぶことができます。
補聴器や集音器を使った新しい聞こえ方に妥協したくないという方にもおすすめの製品となっています。

まとめ

補聴器を使う多くの方が、調整には時間をかけています。
初めからスムーズに使えるわけではなく、徐々に自分の聞こえの程度や環境に合わせた調整を行っていく必要があり、快適に使えるようになるにはそれなりに時間を要します。
補聴器を購入する際は、そういった点も考慮し、いつでも足を運びやすいお店を選ぶことも大切です。

参考サイト
https://www.jibika.or.jp/owned/hwel/news/007/
https://www.hakatamichi.com/sp/disease/detail/masterid/141/
https://yuge-ent-clinic.com/hocyouki/?page_id=103

ミミマガジン編集長

大竹 舞

Mai Otake

新潟県出身。保険診療・自由診療の医療機関で接遇・販売を経験したのち、マーケティング部門でオウンドメディアの運用を担当。その際に突発性難聴を発症(現在は完治)。オリーブユニオンに入社後はマーケティング部に所属。自身の難聴経験を活かし、幅広い世代が抱える耳鳴りや難聴の悩みに対して、“わかりやすく、かつ身近な問題として感じてもらえる”をテーマに、ミミマガジンの運用・コラムの執筆にあたる。

大竹 舞

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