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補聴器と集音器

更新日:2024.02.20

集音器とは?補聴器との違い・メリットを徹底解説!

集音器とは?補聴器との違い・メリットを徹底解説!

通販サイトや雑誌などで、よく見かける「集音器」。
補聴器との違いや搭載されている機能が、気になっている人もいるのではないでしょうか?
見た目はほとんど同じですが、使用する目的や得られる効果は大きく異なるので、購入の際には注意が必要です。

今回は、集音器と補聴器の違いや種類、それぞれの特徴について紹介していきます。
どちらを購入すればいいのか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

集音器とは?

集音器とは、日常生活で聞こえてくる音を大きくするための機器です。
「耳が遠くなったかな?」そう感じたら、ほとんどの人が補聴器の使用をイメージするのではないでしょうか。

しかし「補聴器」という名称を使えるのは、厚生労働省に医療機器として認定されたものだけです。
そのため、品質は保証されていますが、金額も高額になりやすく、購入までに時間がかかってしまうデメリットがあります。

一方、集音器は「家電」として分類され、ネットや店頭販売で気軽に購入できることも大きな魅力です。
「補聴器」としての基準は満たしていないものの、聞こえをサポートする機器を全般的に「集音器」と呼びます。

集音器は補聴器と比べて「安いけど性能が悪い」こんなイメージを持っているかもしれませんが、最近では性能が上がってきており、十分に効果を発揮してくれるでしょう。

集音器と補聴器の違い

それでは次に「集音器」と「補聴器」の違いについて紹介してきます。
集音器と補聴器の主な違いは、以下の5つです。

医療機器として認められているか
調整の有無
価格の違い
・対象としている人の違い
・販売方法の違い

それぞれの違いを詳しく紹介していきましょう。

関連記事:集音器と補聴器の違いとは?どちらがいい?

医療機器として認められているか

「補聴器」という名称を使えるのは、厚生労働省がメーカーからの申請に対して、正式に医療機器として認定しているものだけです。

補聴器は、薬事法で定められた「管理医療機器」に指定されているので、効果や安全性などの基準をクリアする必要があります。
販売方法も対面販売が一般的で、さまざまな条件がありますが、そのおかげで消費者からの安全性や信頼感を確立しています。

一方で「集音器」は、医療機器ではありません。
補聴器は医療機器ですが、集音器は「家電」として取り扱われることが多く、カテゴリーも大きく異なります。

調整の有無

聴力がどの程度落ちているのか、どんな音が聞き取りづらいのかなど、人によって「音」の問題は異なります。
医療機器である補聴器は、さまざまなニーズに応えられるように、使用する人に合わせて調整できる機能が搭載されています。

しかし、ほとんどの集音器は、使用する人に合わせて調整する機能が搭載されていません。
もちろん、価格や種類によって調整できる幅には差がありますが、補聴器は使用する人ごとに調整する前提で作られています。

また、補聴器は購入後もメンテナンスが必要になるので、購入店舗に定期的に通うことになるでしょう。

価格の違い

集音器にも補聴器にも、さまざまなタイプがありますが、一般的にそれぞれの価格相場は、以下の通りです。

補聴器:片耳10〜50万円程度
集音器:片耳数千〜数万円程度

基本的には補聴器の方が高額で、集音器の方がリーズナブルな金額で購入できます。
しかし、補聴器にも2万円程度のものもありますし、集音器にも10万円を超えるような商品があるので、あくまでも平均相場として覚えておきましょう。

もちろん、価格が安ければ、搭載されている機能や品質にはあまり期待ができません。
集音器や補聴器は、生活の支えになる大切な機器なので、価格重視で選ぶのはやめておきましょう。

対象としている人の違い

集音器と補聴器ではそれぞれの機器を製造、開発する上で対象としている人が異なります。

集音器は聴覚障害などがない健聴者を対象としています。
難聴とは診断されないものの聞こえに課題を感じている人や、加齢に伴って耳が遠くなっている人などが主な対象となります。
また、集音器は誰でも使えることを想定して作られています。

一方で、補聴器は難聴者を対象としています。
難聴と診断されている人や、聴覚障害を持っている人などが主な対象となります。
一般的に補聴器は集音器に比べ、製造、開発をする上でも専門的な知識が必要になります。
聞こえを補うパワーも補聴器の方が大きい場合が多く、より幅広い聞こえの悩みに対応することができます。

販売方法の違い

集音器は家電量販店や通販などで購入するのが一般的です。
これまでに解説したように、あくまで家電という分類であり、価格設定もリーズナブルなものが多くなっています。
中には補聴器を取り扱う補聴器専門店やメガネ屋等で販売されている製品もありますが、集音器の多くは家電量販店や通販で販売されていおり、特に近年では通販が主流になりつつあります。

補聴器は、補聴器専門店で購入するのが一般的です。
こちらも、これまでに解説したように、医療機器であることや、専門技師による調整等が必要なため、補聴器専門店でないとこれらに対応できないためです。
しかし、近年では自分で調整できるタイプの補聴器も増えてきており、通販で補聴器が販売されているケースも増えつつあります。

集音器はどこで買えるの?

集音器は、家電量販店、ネット通販、集音器(補聴器)専門店、眼鏡屋、百貨店などで購入することができます。
その中でも、ネット通販やではかなり多くの製品を取り扱っていて、種類や価格帯もさまざまですが、その反面、価格や送料、製品の保証期間など、比較や見極めが難しい点があります。
集音器をどこで購入するのが良いのか、お悩みの方はぜひ関連記事もご確認ください。

関連記事:集音器はどこで買える?おすすめの販売店や選ぶときのポイントなどを解説

集音器購入の前にお試しサービスの利用もおすすめ

集音器の購入は金銭面でハードルが高いと感じる人も多いでしょう。
実際に試してみないとわからないことも多く、ボリュームが十分かどうかや、自分が聞きたい音が本当に聞こえるようになるかなど、いきなりの購入に不安を覚える方も少なくありません。
買ってから「やっぱり自分の耳には合わなかった」となるのは避けたいですよね。

そんな時におすすめしたいのが購入する前に試すことができる「お試しサービス」です。
お試しサービスは店舗等での試聴とは異なりお家に持ち帰ってさまざまなシーンで試していただくことを目的としたサービスです。

家電量販店やメーカー公式サイト等で実施しているものから、レンタル専用サイトまで幅広く展開しており、さまざまな製品を試すことができます。

現在、オリーブユニオンでも集音器のお試しいただけるサービスを行っています。
1ヶ月3,980円から利用可能で、製品が気に入った場合はそのままお使いいただくことも可能です。
購入前に試してみたいと言う方はそちらも合わせてぜひご検討ください。
>>お試しサービスについて詳しく見る

はじめての聞こえサポートに「オリーブの集音器」

オリーブユニオンでは、手に取りやすいスタイリッシュなデザインの集音器を扱っています。
最大の特徴は「聞こえのセルフ調整ができる」という点で、音を聞きたいシーンに合わせて、好きな時に、納得がいくまで、自分で調整を行うことが可能です。

調整方法はご自身のスマートフォンを使って行う方法と、専用の調整リモコンを使って行う方法の2種類(併用可)から選ぶことができます。
補聴器や集音器を使った新しい聞こえ方に妥協したくないという方にもおすすめの製品となっています。

オリーブ製品開発の思い

オリーブでは製品開発の中心に「聞こえのスペシャリスト」である言語聴覚士がいます。

オリーブの製品開発の中心を担っている韓国オフィスでは、オリーブセンターという施設を開放しています。
オリーブセンターには言語聴覚士が常駐しており、誰でも製品の使い方や、聞こえに関する悩みを気軽に相談することができます。
また、製品を利用している方々のリアルな意見を聞くことができる場所でもあり、実際の利用者の方々から集まった意見を元に、日々製品のアップデートを行っています。
言語聴覚士について>>

◼︎言語聴覚士 ゴン・ハンオル
・HALLYM UNIVERSITY 聴覚学科卒業
・新生児聴力選別検査修了(韓国聴覚学会)
・韓国聴覚士協会聴覚士資格取得
・耳鳴りプログラム開発参加
・キムスヒアリング補聴器センター センター長

言語聴覚士 ゴン・ハンオル | 聴覚士証明書

まとめ

今回は、集音器と補聴器の違いや種類、それぞれの特徴についてお伝えしました。最後に、集音器と補聴器の違いをおさらいしておきましょう。

集音器

医療機器として:認定されていない
調整の有無:できないものもある
価格:片耳数千〜数万円程度

メリット:
・購入後すぐに使用できる
・自分で聞こえ方の微調整ができる
・種類が豊富

デメリット:
・クオリティの低い商品もある
・医療機器として認められていない

補聴器

医療機器として:認定されている
調整の有無:できる
価格:片耳10〜50万円程度

メリット:
・細かい設定がしやすい
・自然な聞こえ方に近い

デメリット:
・基本的に高価
・購入までに手間がかかる
・聞こえ方の微調整が自分でできない

集音器と補聴器は、デザインは似ていても、医療機器である「補聴器」と集音器は、基本的に違うカテゴリーの商品です。
集音器の性能は昔よりも進化しており、その代表的な例が「オリーブスマートイヤープラス」でしょう。

集音器や補聴器は生活を支える非常に重要な機器なので、本人が納得した商品を購入することが大切です。
実際に手に取って視聴して、自分の音に関する悩みを解決してくれるかを必ず確認しておきましょう。

また、おすすめの集音器を知りたい方は以下のリンクよりご確認ください。
補聴器に負けない性能の良い集音器を徹底比較!
【デザイン比較】見た目にこだわったおしゃれな集音器を紹介!

言語聴覚士

ゴン・ハンオル

Han Eol Kong

韓国江原道春川出身。幼い頃から祖母と一緒に暮らしていた影響で高齢者関連の学問に興味を持ち、韓林大学聴覚学科に進学。大学時代に耳鳴り治療を開発する企業でインターンシップを経験し、聴覚士資格を取得。その後は補聴器専門センターでセンター長として勤務。現在はオリーブユニオンで顧客へのカウンセリングや製品開発を行うなど幅広く活躍中。

ゴン・ハンオル

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